中 国 人 文 学 会

機関誌『饕餮(とうてつ)』を年1回発行しています。

第21号(2013・9)

■怪盗から武侠
 ――近代中国におけるアルセーヌ・ルパンの軌跡
 池田 智恵

 

■「文革」時期における日本文学翻訳に関する一考察
 ――単行本のテキスト対照を中心に
 馬 慧嬌

 

■『杜騙新書』と『金瓶梅
 氏岡 真士

 

■『西洋記』航海日誌(2)
 武田 雅哉

 

■清末民国期における乞丐の首領
 ――Hanchao Lu, Street Criers 翻訳の試み(1)
 Hanchao Lu 著/池田 真衣 訳

 

■《佛説安宅神咒經》整理及相關考察
 熊 娟

 

■漢語古今語義講述
 方 一新 講演/山田 大輔・加部 勇一郎 編訳/松江 崇 解題

 

■【書評】文学に注目する同性愛研究の集大成
 ――施曄『中国古代文学中的同性恋書写研究』
 倉 雅晨

 

■【書評】中国探偵小説研究のための新たな資料集
 ――任翔・高媛主編『中国偵探小説理論資料(1902-2011)』
 藤井 得弘

第20号(2012・9)

■劇評家鄭正秋
 ――『民立報』と『民権報』を中心に
 森平 崇文

 

■カメラマン王啓民の満映での活動について
 龐 濤

 

■ネズミが卵を盗むはなし
 ――『西洋記』航海日誌(1)
 武田 雅哉

 

■黒を白にすること
 ――『七嬉』「洗炭橋」試訳ノート
 加部 勇一郎

第19号(2011・9)

■現代普通話の結果補語“好”の意味機能について
 楊 安娜

 

■能吏から探偵へ
 ――清末探偵小説『中国女偵探』の仕掛け
 藤井 得弘

 

■郭建英と流行のリアリティ
 ――一九三四年の『婦人画報』を中心に
 城山 拓也

 

■氷の世界に迷うはなし
 ――『七嬉』「氷天謎虎」試訳ノート
 加部 勇一郎

第18号(2010・9)

■「鴛鴦蝴蝶派」と上海の劇場空間
 ――『先施楽園日報』に見る共同体の変容
 田村 容子

 

満映からスタートした一本の線
 ――舞踊家賈作光について(下)
 龐 濤

 

■(研究ノート)消された「少年」、足された「大人」
 ――連環画『鉄道遊撃隊』に関する覚書
 中野 徹

 

■丸を書くこと
 ――『七嬉』「画圏児」試訳ノート(1)
 加部 勇一郎

 

■早期漢訳仏典言語の上中古間漢語文法史資料としての価値
 松江 崇

第17号(2009・9)

■浙江臨海方言における“驮[do22]”の文法化
 根岸 美聡

 

■GEOPHAGY
 ――中国における土食について
 ベルトルト・ラウファー 著/加部 勇一郎 訳

 

■明清時代の演劇作品における女侠の形象について
 ――『紅払記』、『識英雄紅払莽択配』、『墨憨斎重定女丈夫伝奇』を中心に
 呉 宛怡

 

■“煤黒”は語ることができるか
 ――『鉄道遊撃隊』における、政治委員・抗日根拠地・死
 中野 徹

 

満映からスタートした一本の線
 ――舞踊家賈作光について(上)
 龐 濤

第16号(2008・9)

■ゆれる乳房
 ――杜就田編集時期の『婦女雑誌』「医事衛生顧問」における身体論を中心に
 松本 咲江

 

■GEOPHAGY
 ――中国における土食について
 ベルトルト・ラウファー 著/加部 勇一郎 訳

 

■ベング老人と二匹の犬
 ――潘佩珠の墓碑
 林 正子

 

■『十二楼』世界の設計(2)
 ――「合影楼」・「奪錦楼」を中心として
 坪田 良江

 

白話小説「杜十娘怒沈百宝箱」の受容について
 ――香港映画『Miss杜十娘』を中心に
 上原 徳子

 

■中国における雷と羊の微妙な関係について
 京極 健史

 

■“在V”、“V着”、“在V着”の平行現象
 ――語用論的アプローチから――
 趙 晶晶

第15号(2007・9)

■『十二楼』世界の設計
 ――「夏宜楼」と「払雲楼」の対比を端緒として
 坪田 良江

 

■1950年代中国の一大風説事件「毛人水怪」
 ――“野人”騒動前夜の中国に広がった怪獣物語――
 中根 研一

 

■『朴通事諺解』翻訳の試み(8)
 田村 祐之

 

■『鏡花縁』を読む
 ――〈半〉字について(2)
 加部 勇一郎

 

■朱文順と満映娯楽映画
 龐 濤